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出来事が全く違うように見えてくる「観の転換」

心理学ではなく、仏教を活用した100人100通りの戦略コーチング!

リーダーズサポートの大喜多健吾です。

本日もお読み下さいましてありがとうございます。

 

公認会計士のTさんは結婚して10年になりますが、最近、妻に対する不満が溜まっています。仕事はきわめて順調で経済的な心配はありませんが、会合や付き合いもあって毎晩「風呂、メシ、寝る」の一週間。ところが、これだけ働いているのに、妻からはねぎらいの言葉一つありません。

 

3人の子どもたちには、塾や習い事などやりたいことはすべてやらせてきましたし、妻がフィットネスクラブに行きたいといえば、素直に賛同してきました。そんな、なに不自由ない環境を提供しているのに、家の中はいつも妻と子ども中心で回っていて、自分の居場所がありません。もっとオレに感謝して、もっとオレを大事にしてくれてもいいはずなのに……。

 

自分が金を稼いでくるだけの存在に思えてきて、むなしくもなります。もっと親身になって自分を支え、応援してくれるような女性がよかったな、とも。

 

そんなTさんの話を私はじっくりお聴きし、Tさん自身の思いを受け取り、

「Tさんのお気持ち、理解できますよ」

と、Tさん自身も苦しんでいることを承認。

 

そのうえで、

「立ち向かう人の心は鏡なり」

という言葉を自分は大切にしていることをシェアしました。

 

「この言葉は『自分の心の鏡に映った相手の姿は、結局、自分の姿にほかならない』という意味です。

あなたが奥様を恩知らず、感謝知らずと思っているのなら、奥様もあなたのことをそう思っているはずです。あなたは子育てや家事を一手に引き受けている奥様に感謝しているのでしょうか」と静かに言いました。

 

Tさんは最初は眉間にシワを寄せながら聞かれていましたが、丁寧に私の経験談を話していくにつれて少しずつ冷静に自分自身を俯瞰され始めました。

 

そして、 

 

「妻が家のことをきちんとしてくれているから、安心して働けている」

「感謝が足りないのは、自分のほうだったのかもしれない」

と、観の転換(物事への見方を変えること)をされました。

 

しかし、いまさら面と向かって「ありがとう」と言うのは気恥ずかしいものです。

Tさんは、以前に参加した話し方セミナーで、講師が「口下手な人は、折り紙に自分の気持ちを書いて渡すといい」と言っていたのを思い出しました。

 

そこで毎朝、小さな鶴を折り、メッセージを添えて、出かける前にリビングのテーブルに置くようにしました。

一言、日々の感謝の言葉を書くだけですが、半月ほどたったある日、帰宅すると書斎のパソコンの上に鶴が置いてありました。

妻からの返事でした。

 

それをきっかけに、折り紙で感謝の気持ちを伝え合うことが習慣になりました。

やがて、夫婦の会話も増え、新婚当時の温かい空気が家の中に甦ってきました。

 

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