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職場や家庭での人間関係のトラブルに悩む人へ

100人100通りの戦略コーチング!大喜多健吾です。

お読みくださりありがとうございます。

 

先日、顧問先の工務店の社長と工事部長と面談させて頂いたとき、仕事へのやる気が感じられない現場の社員についてご立腹の様子でした。

詳しくお話をお伺いすると、

「仕事を覚えていこうとする姿勢が見られない」

「お客様の立場に立てず、自己弁護してばかり」

「テキトーに働いていてもクビになることはないと、開き直っているのではないか…」

と、不安や不満をずいぶん感じていて、

「いったい、彼が何を考えているのか理解ができない」

と、嘆いていらっしゃいました。

 

私は、社長や部長の目から見えたものが全てではないと思い、社長と部長の許可を得て、実際に、問題視されている社員さんと対話させて頂くことにしました。

 

「この会社をより好くしていくお手伝いをするため、社長に顧問コーチとして雇って頂てる大喜多と申します。今日は、社員さんの立場で会社について感じていることを教えて頂たり、職場について思っていることを私が教えて頂きたく思い、面談のお時間を頂きました。」

と、社員さんにお会いする目的をお伝えした上でヒアリングさせて頂きました。

 

「人間はみんな仏の子。その心には仏と同じ性質が宿っている。」という仏教の中にある仏性の教えを胸に、先入観を持たずにじっくり社員さんが職場で何を感じたり、何を考えたりされているのかを教えてもらうように傾聴させて頂きました。

 

すると、社員さんは決してやる気がなかった訳でもなく、成長意欲がないわけでもなく、

「給与さえもらえたらイイ、言われてこと以上のことはしない」

といった受け身のタイプでもないように、私には伝わってきました。

むしろ、できることが増えていくことを希望していました。

少しでも会社やお客様に必要とされる人材になりたいと願っていました。

 

ただ、コミュニケーション能力が低く、仕事で分からないことがあっても上司に質問できなかったり、上司の仕事を見て覚えようとしたいものの、上司の邪魔をしないか心配でついつい引いてしまっていたりされていたのです。

 

また、自分がどうも社長や工事部長から認められていないことを感じていて、

「僕はもしかしたら、この会社に必要とされていなくて、いない方がいいのかもしれない…」

とまで思い詰めていました。

 

そこで私は、この社員さんに、

「社長も部長もあなたを必要としていると思いますよ。あなたを必要な人材と考えているから、私が雇われて、こうしてあなたのお話をお伺いしに来ているのですよ。」

とお伝えしたところ、うっすら涙を浮かべていらっしゃいました。

 

その後、私はこちらの社員さんの了承を取ったうえで、社長と工事部長に私がヒアリングして把握できたことを分かち合わせて頂いたところ、

「え!?そうだったのですか!」

と、驚かれていました。

 

そして、お二人に仏教の教えの中にある「立ち向かう人の心は鏡なり」をご紹介しました。

人間は親切な人と出会うと親切になり、トゲがある人と出会うとトゲが出る。

したがって、自分が周りの人に優しくしてもらう方法は、自分自身が優しくなることです。

 

人間の価値は能力だけでは決まらないものです。

もっと幅広い、さまざまな要素があります。

たいていは、相手を一面的に評価していて、何かの面だけを取り上げ、「ダメだ」と言っているはずです。

 

相手を悪くいう場合は、もしかすると自分の隠された能力自慢をしているかもしれません。

結局、「自分はこんなにできているのだ」という自慢、隠されたかたちでの能力自慢を無意識にしていることがあるのです。それが他人とぶつかっている原因になっています。

だから、「もう少し、相手のよいところを見よう」という寛容な心を持つ努力が必要です。

 

また、仏教に「戒法の受持」という教えがあり、これは常に仏の教えに導かれて自らの行動を律するように心がけることです。

相手も自分と同じ仏の子であり、仏性(仏と同じ性質)を持つ仲間であるのだから、相手をはなから否定するのではなく、良いところを探して認めていくことが大事です。

 

社長と工事部長は、

「私たちは少し、先入観で彼と接しすぎていたのかもしれません。彼を偏った見方で接していたかもしれません。」

と、社員を変えようとする前に自分が変わることが必要であることに気づかれていました。

 

職場や家庭など、人間関係のトラブルについて相談に乗ると、その多くは、

「相手に自分の立場になってもらいたい」

という想いが叶えられないことに原因があります。

相手が変わったら自分も変われる。こうした相手次第の人生で、相手に期待を強く持っていると、人間関係の苦しみが増すばかり。

 

相手を変えることは難しいことが多いです。人の心は自分の思い通りにならないものです。

しかし、自分を変えることはできます。そして、自分を変えることで相手に与える影響を変えることが可能です。そしたら結果的に相手が変わることもあります。

 

社長や工事部長は、社員さんの良いところを具体的に書き出して、それを恥ずかしがらずに伝えることしたり、自分のことを理解してもらおうとするだけでなく、自分から積極的に相手を理解することを努めたりするように自分を変えていかれました。

 

自分の思い通りに働かせるのではなく、社員が成功することや社員をよりよく生かすことをサポートする気持ちで、社員に指示を出したり、社員の働く姿勢に関わるように意識を変えられていきました。

 

すると、先日、社長に連絡をさせて頂いたところ、

「大喜多さんが面談して下さった社員の〇〇〇ですが、面談以後、とても気合れて働いていますわ~!」

と喜んでいただけました。

 

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