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価値のあるお金の遣い方が富を引き寄せる「惜福」

100人100通りの仏教実践コーチング!

リーダーズサポート 大喜多健吾です。

 

今日は

入ってきた福を大切にして、価値のある「遣い方」を工夫する

ことについてお話してみたいと思います。

 

芥川龍之介の短編に『杜子春』という小説があります。

ある仙人に宝のありかを教えられた杜子春が、そこを掘ってみるとザクザクと宝が出てきた。ところが、その話を聞いた親類縁者や友人たちが集まってきて、飲めや歌えの日々が続いて、三年たったら元の木阿弥になってしまった――という話です。

人は身分不相応な富を手に入れると、どうしても大盤振る舞いをしてしまいがちです。そして、いつの間にかその富はなくなっていきます。

 

 

惜福」という言葉ご存知でしょうか?

「惜福=福を惜しむ」は、せっかく入ってきた成功を、指の隙間から逃さないように大切にする考えです。

 

例えば、同じボールペンをインクがなくなるまで使い切ってから買い替える、もしくはインクを交換して使い続けるのが「惜福」です。一方、「あっちのほうがオシャレだ」と、次から次へと買い替えて、使わないボールペンがどんどん増えていく……。これは、自分に与えられた福を惜しまない状態ですから「惜福」とはいえません。

 

「惜福」を実践することは、必要なものにしかお金を使わないため、無駄遣いが減って、前節の「植福」にも繋がりますが、じつはもうひとつ大事な視点があります。それは、福を大切にするということは、ただケチになるということではなく、「価値のあるお金の使い方」をすることになるということです。

 

 

では、「価値のあるお金の使い方」とはどういうことでしょうか?

 

 

35歳で米国ミシガン州のシボレー販売店でセールスマンとなったジョー・ジラードは、わずか3年で自動車販売台数米国トップに登りつめ、以降、引退するまでの12年間「世界No.1セールスマン」の地位を不動のものとしました。ギネスブックにも認定されている「営業の神様」です。

 

そんな彼は、同僚とは一切食事をしなかったそうです。なぜなら、食事をしても車は売れないから。しかし、同じ会社のメカニックの人とはよく食事に行き、月1回はレストランへ招待したそうです。なぜなら、自分のお客様の車を大事にしてくれるから。また、自分の顧客ともよく食事をしていたそうです。なぜなら、新しいお客様を紹介してくれるから。

 

このように、同じお金を使うのであれば、少しでも価値のある使い方をすることが「惜福」の実践なのです。

 

ちなみに、「無駄遣い」「お小遣い」のように、お金を使うという意味の漢字には「遣」が当てられます。「遣」のつくりは「積み重ねた物+両手」からきていて、両手で物の一部を裂いて人に与えることを意味します。それに足の動作を示す部首「しんにょう」をつけて、人や物の一部を割いて送ったりあげたりすることを表します。そこから人を遣わすこと(「派遣」「遣唐使」など)、心してものを遣うこと(「気を遣う」など)に使用されます。

 

ですので、お金を「遣う」と考えた場合、自分からの「遣い」として出ていったお金が、いい仕事をしてよりよい価値に繋がるように工夫することが、「価値のあるお金の使い方」なのです。

 

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