何かをがむしゃらにやろうとしたり、急に辞めたくなったりする心理パターン
2014年08月14日
クライアントの「何をどうしたら良いのか分からない」という状態が「何をどうしたら良いのかスッキリ分かる」状態へ変わるサポートをしています。
100人100通りの戦略コーチングの大喜多健吾です。
いつもお世話になりありがとうございます。
一般的に、人は、不安でイッパイになると、頭が混乱して、どうしてよいのか分からなくなり、何かを我武者羅にやろうとしたり、それを急に辞めたくなったりと、気持ちが揺れるものです。
例えば、起業して個人事業主となったものの、なかなかお客さんが増えず、経営不安に陥っていたファイナンシャルプランナーのDさんの場合、
「ブログを始めると、ネットからの顧客獲得ができるよ」
と、ある人に教わって、それをさっそく始めたものの、2週間も経たないうちに記事を書くこと断念していたり、
「セミナーを定期開催して成功している同業者がいる」
と、情報を得て、セミナーを開催する企画を練ってみたものの、セミナー集客やセミナー会場を決めるなどの壁を乗り越える前に気持ちが冷めてしまっていたり。
結局、大事なお金や時間を投資したものの、成果として回収することができず、投資が浪費で終わってしまい、ますます不安と苦しみが増すばかり。
このような状態にあったDさんをサポートすることになった私は、まず、Dさんにポジショニングセッションを提供し、現状を冷静に分析するサポートを行いました。
そして、Dさんが目指している事業の安定成長を実現する目標達成に向けて、現状から結論に至るまでのプロセスをハッキリさせるフォローアップをしました。
実は、こうした悩みの原因は、
「現状から結論に至るまでのプロセスがハッキリしていない」
「現状から目標達成へ向かう方法を判断するための材料が十分ではないのに、結論を出そうとして苦しみ、七転八倒している」
ということがほとんどです。
仏教的に言えば
「自分が何に執着しているのかが分かっていない」
「原因と結果の法則で、物事を見る、正見ができていない」
ことによる苦しみです。
なので、Dさんには、
■まず目指したい「安定した事業のあり方」「どうなったら経営不安がなくなるか」といった結論をハッキリさせること。
■それを実現している人は他にいないか?その人たちから情報収集するにはどうしたらイイか?
■Dさんに与えられた経営資源(人、時間、モノ、お金など)の中で、Dさんにできることは何か?
■どのように、結論に至るまでのプロセスを計画するか?
を整理することをお手伝いし、あとは、決めたことを一つひとつ、きっちりと実行していくメンタルサポートを継続的に提供させて頂いています。
実は、
「自分が目指すGOALはココだ!」
と結論がハッキリして、
「そのために自分が執るべきプロセスはこれだ!」
と明確になると、経営不安はフッと消えていきます。
イイ意味で忙しくして、執るべきプロセスにまい進することで、不安になっている暇がなくなります。
Dさんとご縁を頂いて5ヶ月が経ちました。
今では、Dさんなりの勝利の方程式が見つかり、コツコツと成果を伸ばされています。