悩むと考えるは違う!明るい未来を創造する因縁果報の思考法
2014年05月26日
シツコイ苦しみを解消する仏道実践コーチングがクライアントに人気急上昇!
100人100通りの戦略コーチングの大喜多健吾です。
いつもお世話になりありがとうございます。
仕事の悩み相談に乗らせて頂く機会が多いのですが、
「なぜ、自分は苦しいのか?」
といった視点でクライアントが苦しみを感じている原因を探っていくと、
◆身分不相応(望みなどが、その人の実力や実績などに合わないさま)な処遇を求めている
◆身分不相応な相手を求めている
◆努力以上の結果を求めている
・・・がほとんどの原因として浮かび上がってくることを、クライアントと一緒に確認することが多いです。
要するに、
「あれが欲しい」、「これも欲しい」
という思いを押さえることができないでいることが、苦しみをもたらしているのです。
仏教の教えによれば、
これは「貪りの心」です。
殆どの苦しみは貪る心が原因であることが多いのです。
では、どうしたらこの苦しみを解消できるのでしょうか。
それは、
欲しい欲しいと思っているけど、
「自分の努力以上の成果や結果を求めているのではないか?」
を反省してみることです。
そして、求め過ぎていると自覚したならば、
縁起の理法の活用です。
自己も世界も原因の
種が蒔かれて 【因】
水をやり 【縁】
果実が実り 【果】
報いあり 【報】
に基づいて、自分が得たり結果や報いに必要な原因を創ること、そして育むことをを決意することです。
「求め過ぎているから苦しいのだ。だから、何も求めないで生きよう。」
と考えることでも苦しみは和らぎますが、それでは本当の問題から目を背けているだけであったり、希望の無い人生になってしまうこともあります。
例えば、子供が三人いて、将来は子供たちを理想の大学に進学させてあげたいのだけど、なかなかお金に余裕がなくて苦しい場合、
「子供たちを大学に進学させたいという思いが過ぎた欲なのだ。だから、諦めよう。」
と判断するのは、いかがなものでしょうか?
私なら、子供たちがやりたいことをできるように、父親として最大限の努力をしたいと思いますし、それが自分自身の幸せでもあると感じます。
だから、もし、今、お金に余裕がなくて苦しいのであれば、
「努力が足りないのかもしれない」
と自分の中に問題意識を持ち、
「どうしたら豊かになれるか」
を探究して、行動に移すことです。
努力をするというのは、汗を流すような身体を動かす労働のことだけではありません。
頭を使って、智恵をしぼり、考えて、工夫をして、お金の悩みを乗り越えようとすることでもあります。
時間をかけてでも、考え続けたら、何かに気づいたり、何かの情報をキャッチできたりする自分を信じることです。
努力もせずに、身分不相応な結果を求めているだけだと、やはり苦しみが深くなり、被害者意識を持ちやすくなったり、自分が得たい成功を得ている人に嫉妬しやすくなるものです。
自分に与えられた苦しみは認めたうえで、それを生かしてどう自分を成長させていくか。
その中に人間としての成長、心の向上があると思います。
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