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自分でコントロールしようと拘り過ぎていませんか?

 100人100通りの仏教実践コーチング!大喜多健吾です。

 本日は「回心」して、ますますビジネスの拡大に成功していった人の事例をご紹介します。

 

 システムエンジニアのKさんは、地域ではカリスマ的な存在でした。

 特殊なプログラムを組まなくても、ビジネス系のソフトを活用したシステムを構築できるため、業務が飛躍的に効率化するのです。独立してからもオファーが途切れることがなく、クライアントからの評判も上々でした。

 

 その一方で、Kさんは神経質な性格で、客先でうまく仕事ができるだろうか、プレゼンテーションがうまくいくだろうか、と心配ばかりしてしまいます。

 もともと弱かったお腹が痛くなったり、急な下痢に見舞われたり、体調が芳しくないという不安を抱えていました。

 

 ある日、取引先で作業をしていると、社長が現れ、「いつもよい仕事をしてもらい、すごく助かっている。ありがとう」とお礼を言われました。人柄のよい方で話しているうち、自分が心配性なこと、ストレスで体調を崩しがちなことを打ち明けました。

 

 すると、話を聞いていた社長に、

「君は今の成功をすべて自分の実力だ、と思っているんじゃないのか」

と言われました。

 

 Kさんは驚きました。自分の知識と技術を使って、お客様に喜ばれる仕事をしている。この成果は確かに自分自身の力で築いたのだと考えていたからです。

 

 社長は、「確かに君の努力による部分は大きいだろう。しかし、これまでの成果は、取引先にしろ、知識にしろ、いろいろなご縁でつながり、今まで出会った方々に教えていただきながら、身に付けてきたものなのでないだろうか」と問いかけました。

 

 それを聞いて、Kさんははっとしました。

 

 自分の実力だと信じてきたけれど、目に見えない大きな力に導かれて流れに乗ってきただけかもしれない。

 

 これまでお世話になった先輩や友人、取引先の方々の顔が次々に浮かんできました。

 

 失敗をおそれるあまり、コントロールできないものまで自分の責任だと思い込み、自分で自分にプレッシャーをかけてきただけではないかと気づいたのです。

 

 それからは、「精一杯の準備をしてベストを尽くしさえすればいい」と思えるようになりました。「人事を尽くして天命を待つ」といった心境になったことで、体調も次第に改善していったのです。

 

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 Kさんは「回心(えしん)」したのです。

 回心とは、自分1人の力でなんとかしようと奮闘するのはなく、仏という目に見えない存在に身をゆだねることです。

 仏教的には、他力本願の教えを知らない人が、自分自身でなんとかできると思い上がっていた心を反省し、仏の御心にまかせることを「回心」というのです。

 

 Kさんは、仕事が順調にいっても、いかなくても、自分のせいだと考えていました。

 

 明日、起きられなかったらどうしよう。アポイントの時間に間に合わなかったら、依頼にうまく応えられなかったら……。想定外のトラブルやアクシデントが発生する可能性はありますが、心配していたらキリがありません。

 

 自分の力でどうしようもないものまで、引き受けようとしていた。それが非常に傲慢なことだと気づいたのです。ご縁に恵まれ、仕事をさせてもらい、その中で成果をあげてきたことに感謝しようと、心から思えるようになりました。

 

 

「果報は寝て待て」ということわざがあります。

 じつはこのことわざが仏教の「道理」を教えているといったら驚かれるでしょうか。 

 

 しかし、よく誤解されるように、ゴロゴロ寝て待っていたら、偶然、宝くじにあたったとか、努力しなくても幸せが舞い込んできたという意味ではありません。

「コツコツと努力をしていれば、いつか結果が返ってくるのだから、あせらないで静かに時期が来るのを待て」という意味なのです。

 

 なかなか結果に結びつかないからといってあきらめず、もう少しというところで放り投げてしまう愚かさを戒めているのです。

 

 たとえば花を咲かせようとしたら、まず種をまかなくてはなりません。それから水をやり、肥料を与えて、時期を待ちます。気候や季節などの条件が整ったら、花が咲くでしょう。この花が「果報」なのです。

 

 何事にも原因があり、結果があります。早く結果が出ることもあれば、何年経っても芽が出ないこともあるでしょう。性急になりすぎず、仏様の手にゆだねれば、いつか結果がついてくる。そう信じて、自分のなすべきことをやればいいのではないでしょうか。

 

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