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現状に不満を感じていませんか?

  損得勘定ばかりしていませんか?

 

 電気工事のエンジニア、Fさんは給料が安いと不満を抱いていました。

 会社は繁盛していて忙しく、こんなに働いているのに、社長はあまり評価してくれていない。こんな待遇ならいっそ独立してやろうかと考えるようになったのです。

 Fさんは、最近、独立した友人にそんな思いを相談しました。ところが、賛成してくれるとか思いきや、逆に、こう諭されてしまいました。

「お前は、確かにエンジニアとしては腕がいいかもしれない。しかし、仕事がなければ、その腕だって活かせないはずだ。技術力があることと、営業力があることは全然違う。給料が安いと文句を言っているが、自分で仕事をとってきたことがあるのか」

 友人は自分で営業して納品。売掛金を回収し、さらに新しい仕事を開拓していく大変さを伝えました。友人の話を聞き、Fさんは考え直しました。

 仕事があるのがあたりまえだと思っていたけれど、自分で看板を掲げて仕事をとってくることを考えた時、Fさんにはどうしたらいいか、わかりません。

 もし、独立すれば、信頼もゼロからのスタートです。

 自分の力を過信していたと反省したFさんは、これからは給料の3倍は働こう。さらにがんばって10倍働いても評価されない時は、独立しようと思い直したのです。

 

 考え方が変わると取り組み方も変わります。Fさんの仕事は早くて正確だと評判になりました。難しい案件にも対応できますし、エンジニアとしてのスキルがどんどん磨かれるようになったのです。

 社長にも信頼され、自分の裁量で仕事を調整したり、スケジュールが決められます。業績も好調のため、人材を採用する時にも意見を求められるようになりました。

 Fさんはエンジニアチームのリーダーとなり、部下の育成もまかされるようになりました。やがて給料もあがっていき、今では充実した毎日を送っています。

 

 ほんとうのお客様のことを考える

 

 人は好調な時、自分の力を過信しがちです。特に若くて伸び盛りの時は、もっと自分はやれる、もっとお金が欲しいと欲張ってしまうことも少なくありません。

 Fさんにとってのお客様は、実際に工事をしに行く相手(施主)です。でも、Fさんに給料を支払っているのは社長です。

 Fさんは社長が営業を担当しているからこそ仕事がコンスタントに入り、自分が安心して働けることに気づきました。

 今の環境に感謝せず、あたりまえだと思うから不満が出てきます。

 そして、人間関係がぎくしゃくしたり、欲張りすぎて安易な行動を起こし、下手をすると安定した職場を失ってしまったりするのです。

 人間の欲はどんどん広がっていきます。そして、かなえられないと苦しみが生まれる。そういった煩悩に襲われた時、一度立ち止まって考えてみる。平穏な毎日に感謝し、欲張り過ぎないための戒めが「少欲知足」なのです。

 

 現実を素直に受け入れ、欲張りすぎない

 

 仏陀の最後の説法をまとめた経典の中に「少欲知足(しょうよくちそく)」という言葉があります。息を引き取る直前に、仏陀が弟子たちに示した教えで、「足りていることを知りなさい」という意味です。

 仏教の中にはたくさんの教えがありますが、仏陀の遺言でもあるこの言葉は深く重いものではないでしょうか。仏陀はこう伝えたそうです。

 「足ることを知っている者は、地べたに寝るような生活であっても幸せを感じている。しかし、足ることを知らない者は、天にある宮殿のような場所に住んでいても満足できない。足ることを知らない者は、いくら裕福であっても心は貧しいのだ」と。

 人間の欲望にはきりがありません。

 多くを得ようとするから、苦しみや悩みもまた増えていく。

 そのことを戒めた言葉が「少欲知足」なのです。

 

 Fさんはまず、「少欲知足」の精神で、自分の環境に感謝しました。

 その後、自分の能力の限り働いて、以前よりよい待遇を獲得していきました。

 少欲知足は、少ないもので我慢するということではありません。

 欲望に振り回されない大切さを説き、自分ができる精一杯のことを日々行っていく。それが煩悩から解放される道だという教えなのです。

 

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