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「社長の私利私欲のために雇われている」と従業員が誤解してやる気を損なうジレンマ

経営者と従業員の勘違いやコミュニケーション・エラーを解消するお手伝いをしています。

100人100通りの戦略コーチング!大喜多健吾です。

本日もお立ち寄りくださいましてありがとうございます。

 

 経営者やリーダーの立場からすると、
「従業員やスタッフは会社や組織・チームの成長のために尽力して当然」
と思っている一方で、従業員は、
「会社の成長のためにがんばっても、自分たちにメリットはあるのか?」
「これだけの給与であれば、この程度の働きで十分。これ以上頑張っても損だ。」

と思っているケースがあることを以前のブログ記事でご紹介しました。

 

そして、この不一致な関係を改善していくためには、

リーダーシップが重要なカギとなることをお話しました。

 

▼スタッフのやる気や責任感を引き出すリーダーシップ (2014/10/01)

 http://leaders-support.com/blog/post-2821/

 

 

本日は、リーダーシップと合わせて、

従業員のモチベーションを高め、一致団結した組織へ成長していく上で、

もう一つ大切なポイントを分ち合いたいと思います。

 

私が顧問先にお伺いし、従業員のお話を傾聴する機会を頂くことがあります。

従業員の生の声、本音を聴くためです。

 

従業員の方々は始めから本音を語ってくれることはないのですが、

少しずつ打ち解けてくると、だんだんと本音を語ってくれるようになってきます。

実は私は、本人の心を開かせて、胸の内を話してもらうコミュニケーションが得意なのです。

 

従業員に、私から

「自発的に仕事を取りにいったり、積極的に仕事を引き受けたりした方が、上司や経営者から認められて、将来的に昇進して権限を与えられたり、給与アップが見込めるようになると思うのだけど、敢えてそのような働き方をしないのにも適切な理由があると思うのです。それは何ですか?」

と尋ねると、

 

「この会社が成長して、業績が上がっても、社長は成功者として有名になるかもしれませんが、私たちは社長を有名にするために働いているわけではないのです。」

 

とか

 

「会社が儲かると社長の資産は増えていくのでしょうけど、私たちが豊かになっていくわけではないと思います。むしろ、どんどん仕事が忙しくなって、ますます働くのがキツクなっていくのだと思います。」

 

のような切実な本音を語ってくれたことがあります。

 

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一方、社長は従業員の幸福や豊かさを願っていないかといえば、そうした社長はほとんどいません。

「自分さえ儲かればよくて、従業員には適当に給与を与えておけばよい」

といった信念で会社を経営されている方とはあまりお会いしたことはありません。

 

確かに、創業期や起業する理由として、

「自分の能力がどこまで通用するのかを試したい」

「一度きりの人生。自分のやりたいことで思いっきり働いてみたい。」

のような、自己実現を目的として位置付けているケースもあると思います。

 

ただ、最初は一人で始めた会社でも、少しずつ成長して人を雇うようになってくると、事業主自身も成長していき、会社を経営する目的に従業員の幸福や豊かさを加味するようになるケースも少なくないと感じています。

 

もちろん、このブログ記事を読まれている社長/経営者の中で、経営の目的・創業の目的を「自分の成功のため」だけにおいているならば、それを見直さない限り、従業員が前向きで自発的に働くようになるのは非常に難しいことに気づかれた方が好いかもしれません。

 

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話を戻すと、

 

経営者の多くは、会社の成長と従業員の幸福や豊かさを考えているものなのですが、残念ながら従業員にそれが伝わっていないことが少なくないのです。

 

ある会社では、経営理念の中に、

「従業員とその家族の幸福」

をうたっているケースもありましたが、経営理念の浸透が行われていなかったり、従業員からは経営者が「経営理念に則った言動」をしているように見えなかったので、経営者と従業員との信頼関係が十分でなく、モチベーションアップに悪影響を及ぼしていることもありました。

 

「経営者の私利私欲のために雇われている」と従業員が働くことへ意味付けしているならば、それはモチベーションが上がらなくて当然ではないでしょうか。

経営者の私利私欲を超えた、従業員のためのものでもあり、世の中のためのものでもある大義名分を備えた理念が従業員へ浸透していくことが、従業員のモチベーションを高め、一致団結した組織へ成長していく上で、大切なポイントなのです。

 

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